帰って来たグルメビアン

美味しいもの大好き!女性同士のカップルです。

せともの祭り 2日目

セミダブルサイズのベット。

隣には大きな人。(純さんは大柄。)

私の浴衣も大きく乱れて前側は全開。

素肌に帯だけ巻かれ心地悪く、ゆっくり眠れる感じでもなく、わりと早めに起きた。前日のせともの祭りはゆったりと眺められる状況ではなかったので、美濃の土岐市にある織部ヒルズに行った。まずは、喫茶店でモーニングをオーダー。
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丁寧に淹れてくれた珈琲。

フワフワのパンが美味しい。

「ごめんね。ドレッシングおくね。」とお店のおばちゃん。どうもこのあたりの人の口癖は、「ごめんね。」のよう。すごく可愛いイントネーションで好感。

その後に出会う人、出会う人すごく良い。

サービス精神にあふれ、人懐っこく、かわいい、そんな素敵な人間性が見えた。

そしてこのボリュームで驚きの480円!

なんだか申し訳なくなっちゃったと純さん。

珈琲もとても美味しく、幸先よく一日がスタートした。まずは道の駅。道の駅の中にも魅力的な陶器、作家物もあふれる。それも破格…。

近隣に大箱のお店が点在し、まさに陶器パラダイス!
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価格を見てクラクラしてしまい、お店をハシゴし、運命を感じたものは次々と購入。

最後に織部ヒルズ内を見て回っていたら作家さんのアトリエ。中からジャズが聴こえてくる。素敵な個性的な作品がならぶアトリエ兼お店を発見した。

大きな目が印象的なおしゃれな女性が中にも作品ありますのでと招いてくれた。

可愛いカラフルな水玉模様の陶器もあれば、ハイヒールの形をした片口もある。

中でも目を引いた片口が。炭が練り込まれた黒い片口。銀で模様がつけられて、素敵すぎる。

思い切って購入。作家さんは見た目からインパクトあり。紫色の長髪。ショートパンツ、、うーん?女性のようだけども男性のよう。体は男性。心は両性。

最初に迎えてくれた女性とパートナーだとあとから分かった。女性の方が「主人が」と言うので分かった。たまたま私が惚れ込んだ陶器の作家さんもLGBTのお仲間だった。私と純さんの関係も問われ、パートナーと言ったら驚いていた。地元の素敵な酒屋さんや、カレー屋さんも紹介してくれて、次のお祭りにも招かれ、たくさんお話をした。こういった良縁は大事にしようねと純さんはインスタをフォローしメッセージをしていた。 

私の運命の酒器はこちら。


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帰宅し、ちょい飲み。
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そして私の運命の酒器に、最初に注がれるという特権を得た方はこちら。


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青森、八仙。


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炭が練り込まれた酒器に淹れると、お酒のまろやかさが高まり、最高の時間が流れる。


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お酒、酒器、美味しいおつまみ、うつわ、、

JAZZ、、、

 

私はもうこの沼から這い上がることは出来なさそう。来週はゲイ友と栗をとりに純さんの別荘。

心置きなく寝泊まりまでできる友人。

来月は、その友人を交え、山形、秋田の酒蔵巡りの予定がある。松尾芭蕉が有名な句を詠んだ地に行く。

 

静けさや岩に染み入る蝉の声

 

御当地をめぐり、歴史を語り、美味しい空気と美味しいお酒を飲む。そして地のものを食べる。

秋は旅続き、美味しいものだらけだ。

 

 

 

せともの祭り 1日目

土曜日の早朝6時に車に乗り込んで、一気に愛知県まで行った。
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目的はせともの祭り。日本の3大陶器祭りのひとつ。

瀬戸に到着したのが昼頃で、うなぎ屋さんに。

関東では、うなぎは高級なイメージだが、元は庶民の食べ物だったそう。瀬戸の一色さんにおじゃま。

純さんはひつまぶし。

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私はうな丼の特上。



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格式なんか全然なくて、バイトのお兄さんが 「うな丼!おまたせでーす!」と持ってきてくれるこの感じがよい!最近の私は格式やら高級感をアピールするようなお店が鬱陶しく思えてしまう。気を遣わず思いっきり美味しいものを食べたい!関東のうなとは違い、身がぷりぷりに引き締まっていて骨も気にならない。活きの良いピッチピチのうなぎに大満足した。腹ごしらえをしてから大混雑の渦中に飛び込んだ。


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陶器には不思議な出会いがある。

山のようにある陶器の中でも何かこう、心にぐっと刺さるものがある。そんな出会いを感じた小皿二枚と醤油皿を選んだ。暑さに耐えかねた純さんがアイス、アイスとうるさいのでファミマに入り、純さんは白くまアイス、私はサクレ🍋を買い外で食べた。身体の中から冷やす作戦。

その後も日傘をさし、体力の限界まで歩き見て回り、夕方にはホテルに戻った。

地元のスーパーでお水を買って気づいたけれど、瀬戸というこの場所は思った以上に方言が強いようで、地元の年配の方の会話がほとんど聞き取れなかった。そんな雰囲気も旅行感があり良かった。

夜は地元の小綺麗な焼き鳥屋さんへ。オーダーが忘れられていたり、料理が出てくるまでの時間が非常に長く。普段、東京で働き一分単位で時間に追われている私たちとは別次元にいるのだと思った。

そんな感じもまた旅行の楽しさだったり。

地酒を頼んだときの酒器はさすが、陶器のまち。


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35度を超える1日目。あっという間に過ぎた。

 

 

久しぶりの三本

先週末は、夏休み中の甥っ子2人と妹と、純さんの別荘へ。二泊三日。日中は山で遊ばせたり、アスレチックに連れて行ったり。
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都会では見られない景色。

山でお弁当を食べたり、甥っ子達も楽しんでいる様子だった。


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日中子供たちを思いっきりあそばせ、

花火もやって、満足させたら

大人たちの時間!

美味しいお酒と、酒盗


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女性3人で3本あけた!

 

3本目に突入する時に純さんが

誰よりも大きな声で

イエ~イ!とノッていて楽しくなった。

 

醸造アルコールの添加なし。

米と米麹。良質なお酒は悪酔いしない。

飲み会の初めから終わりまで、美味しく楽しく

まだまだ余裕あり。朝の目覚めもスッキリ。

日本酒って偉大。

 

台風一過

カーテンの隙間から差し込んだ強い光が目を直撃。予定より早く目覚めてしまった。

土曜日は、休みだから10時まで寝る予定にしていたけれど、いつも5時代に起きている私には無理だ。

 

昨日の首都圏は台風の影響で、計画運休や大幅なダイヤ乱れが発生していた。特に千葉や埼玉方面は壊滅的だったのではないか。

そのような中、多くの会社は休みや在宅勤務に切り替えをしていた様子。

災害時やコロナ、今回のような台風も含めて私の会社は絶対に休みにしない。私のいる業界はこのようなときこそ泥臭く働いてナンボ!的な所がある。

おととい、上長が私に、明日はいつもより早く出勤するようにと強く言った。内心戸惑った。なぜなら自宅が遠いから。普段でもドアツードアで2時間弱かかる。正直、嫌。とか、帰れなくなったらどうしよう、20代の時のように2丁目で飲み明かす体力もない。色んな感情はあったが、結局私は始業時間の1時間前には働いていた。その姿を見た上長は大変ご満悦で、いつもよりたくさん話しかけてきた。

「○○○終わってる?」

「あ、まだです。」

「コラァ!!」

このコラァ!がご機嫌なのだ。

とにかくご機嫌。ああ良かったと安堵する私。

そして始業時間の9時前に、朝のルーティンを殆ど終わらせてしまった。

上長の機嫌を取った。それだけではない。コロナが始まったころもそう、3.11大地震の時もそう、殆ど人がいなくなった会社で、私は最後の一人になっても働き続けてきた。仕事が好きだからやる。こんな私にできる僅かな社会貢献なんだという小さなプライドが、本来腰が重い私を突き動かす。

始業時間前になると、電話が鳴り響く。派遣社員の方、パートタイマーの方、正社員まで休みの連絡受けをする。みなさん心苦しい様子で連絡が来る。私は好きでやっているが、周囲の人間に同じ事は求めない。

「ウンウン、無理しなくて良いですよ。」

「りょーかいでーす!そんなに気にしないで、大丈夫よ‐また来週待ってますよ。」

このような調子で、いつもより明るくソフトな発声を心がけた。子どもや高齢の親と同居している人だってたくさんいるのだから。こればかりは事情があるから仕方ないこと。

 

Xを見ると、計画運休なのに休みにしない会社はブラックだと投稿されていた。

それはどうなんでしょう、確かに交通機関は乱れていたが、都内に関しては、通常の雨や風が強い日のレベルだった。大したことのない台風。いつもの通り関東人の騒ぎすぎ感も否めない。

 

本日は雲一つ無い真っ青な空。

昨日の騒ぎが嘘のような快晴。

 

‥さて、洗濯機を回すとしよう。

 

 

風呂キャンセル界隈

ほぼ毎日40度近い。真夏、真っ只中。

日本の夏って、こんなに暑かったかしらと疑問に思う。私の子どもの頃、30年前の夏を思い出すと、30℃超えると騒いでいたような。

温暖化問題は当時から、聞いていたけれど、本当だったんだ。オゾン層が、破壊されていて〜永久凍土が溶け出し、、なんて聞いてはいたが、当時は自分事と思えなかった。当時の教科書には、冷蔵庫や電子レンジを捨てることがオゾン層を破壊し、温暖化につながると書かれていた。捨てられた冷蔵庫の絵を鮮明に覚えている。

毎日こんなに暑いと、今はさすがに自分事になっている。10年後、20年後の夏はどうなっているのか、、、なんて考えていたら、扇風機が壊れた。

扇風機は、元々純さんの物。

純さんは、何でも大事にする人。人間関係も、植物も、動物も、他人の子供も、仕事も、家族も、私の事も大事にする人。そんな人だから、扇風機も大事にしていた。
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それにしても、、1995年製って!!

さすがに大事にしすぎでしょ。と突っ込む(笑)

シャープのロゴの字体がレトロ。

 

30年くらい前だもんね。壊れたのはカバーの部分。羽は動いているけど、むき出しは、さすがに危ないから新しいのを購入。これだけ頑張ってくれた扇風機に敬意を払い、次もSHARPに決定!プラズマクラスター機能もあり、DCモーター搭載で、静か!扇風機で2万円近くするなんて、私にとっては高額。さて、、二代目は、いつまで頑張ってくれるか…!

期待したいが、全体的に繊細そうだ。

 

今日の職場、午後の出来事。

私は、一向に成績が上がらない、ヤル気のない若い子を会議室に呼び出して、叱っていた。成績はビリなのに焦りも感じない。業務態度、椅子に座っているときの姿勢も悪い!仕事中にずっと爪いじり。注意しても、言い訳ばかり。面倒くさい、ダルい、そんな気持ちなら、辞めてしまえば?とまで言って、私は説教モードに。頭を垂れる若い子。

 

その時、頭の上に大粒のフケが沢山載っていることに気づいた。そういえば、会議室の中も臭い。

戻ってから、同僚に、あの子すごいフケがついていて、臭くて、若い女性なのに信じられないと話したら、最近の子は、そうなんですよ!!と。

 

なんでも、【風呂キャンセル界隈】という用語があって、お風呂に入らないのが若い子のトレンドのようで。気持ち悪すぎる。情報過多社会の末路は、お風呂すら、面倒になるなのか…? 30代後半、昭和生まれの私には、今の若い子の感覚が分からなくなってしまった。この暑い真夏に、お風呂に入らないのがトレンドだなんて。

とにかく日本の将来が、本当に心配だ。

エキゾチックTaipei 3日目

朝の天気は曇。
西門の駅でワンデイトラベルカードを購入。

今日の目的地は淡水。

船着き場まで散歩をした。太極拳のようなエクササイズをしている男女の集団がいる。映画で見たことのあるシーンが目の前に。

街並みはとても古く、昭和が終わる頃に生まれた私から見ても、昭和初期にタイムスリップしたかのように感じた。船に乗って対岸に渡る。余家孔雀蛤大王 で孔雀蛤、筍、白身魚のパイナップル炒め、白米を食べる。白身魚の甘い炒め物は、私が間違えてオーダーしたもの。私は気が強いので‥もしも、誰かが間違えたら、、「あぁもう!何やってんの、しっかりメニュー見なさいよ!」くらいは間違いなく言っていると思うのだけど‥純さんは、幸せそうにほんわかと笑っていて、甘いの好き〜美味し〜いと喜んで食べている。滅多なことでは機嫌を悪くしたりしない、常に前向き。それが、純さん。

食事を終えて元の岸に戻ってから、タピオカドリンクを購入。甘さのレベル、氷の量、濃さが細かく選べた。ただ日本語が通じないので、こんな時も純さん頼りになってしまった。さっきまでの曇り空が嘘みたいに晴れ渡り、直射日光がジリジリと照らしつける。ギターを片手に台湾のカントリーを歌う人、簡易なカラオケのセットで軍歌を歌う人。拍手する人々。日本とは異なる娯楽を見物した。言葉はわからないけど、曲調や気持ちの入った歌い方は、同じ時代を生きている、心が共有できた、そんな気がした。

北門に戻ってから、前日行ったカフェダリダ付近を散策→ホテルで昼寝をする→老山東牛肉麺牛肉麺と牛すじ麺、水餃子を食べる。この牛肉麺!薄味ながらもレベル高く、地元民に混じり食した。高級店でもない、地元の庶民に愛されるお店。こういうところが一番美味しい。

友人Jちゃんと南京復興駅で待ち合わせてレズビアンクラブへ。おしゃれをしている綺麗な女性で溢れかえっている。年齢は20代がメイン。若い感じ!例えると‥乃木坂46って感じの歌をみんなで歌っていた。男性は、ものすごい高いチケット代を払うと入れるらしく、米国人とみられる男性がひとりで入店してきていた。何をするわけでもなく、ただただ女性を眺めていた。ああいう人って、一体何がしたいんだろうね??と私たちは首をかしげていた。

友人Jと、初対面の米国人のH、純さんと、タクシーで「愛我別走」(私を愛してるなら行かないでという意味のクラブ)へ。午前1時にタクシーで帰宅。

私は、Google翻訳のお世話になりながら、友人Jと沢山話した。お酒はそんなに飲んでいないのに、私と純さん以外は、全員外国人。英語必須の飲み会にへとへとに疲れてしまった!それでも、同じマイノリティで私達はLっていう事実が、言葉の壁も、全く異なるバックグラウンドも超えていったことが素晴らしい。
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