昨日は友人のバースデーパーティーで、
またも2丁目に!
たまたまであるけれど、ここ最近ハイペースで
この街に出没している。
中華料理屋さんからのゲイ寄りのミックスバーへ。
どの程度ゲイ寄りかというと、女性はゲイ男性同伴じゃないと入れない。ほとんど男性、女性わずか。
さらに外国人が多く、英語が話せないと
楽しさ半減になるかもしれない。
私達は台湾から来たJちゃんと友だちになった。
Jちゃんは日本語が全くできないため、
英語でのコミュニケーションとなった。
外見は同じ人種なのに、言語が伝わらない。
女性、レズビアンという共通要素のみだけれど、意思疎通をしたいという思いで英語を介する。
熱心に私に話しかけるJちゃんの純粋そのもの、
瑞々しさに胸がきゅっと締め付けられた。
そして、出来る限り日本を、2丁目を楽しんでほしいと思った。
頑張ったけれど私の英語力は拙く、玉砕に近く。
私がイギリスに住んでいたのは幼少期。
その頃は、ペラペラと英語を話していたそうだが、
完全にどこかへいってしまった。
純さんが代わりにずっとお話をしてくれた。
純さん、英語ペラなので本当にかっこよく見えてしまう。私にはもったいない人だとつくづく思う。
Jちゃんの話によると、台湾のビアンバーは1つしか無いそう。2丁目の有名なビアンバー、ゴールドフィンガーと艶櫻に行きたいけれど、日本語が出来なくて緊張するそう。
純さんが一緒に行こう、いい?と私に聞くと、
Jちゃんが少し不安げな表情で私を覗き込んだ。
Let's go together!と私が答えると、
Jちゃんが、きゃあ!と飛び跳ねて喜んだ!
日本ではボーイッシュなファッションをしている
レズビアンは、クールに格好つけているイメージがあったので、少年っぽいJちゃんの100%笑顔で子どものように喜ぶ姿が新鮮。
私達は、他のビアンバーもよく知っているけれど、
Jちゃんは観光客なので、チャージが付くようなお店は避けた。
キャッシュオンのショットバーは一番気楽。
Jちゃんは34歳。
10年付き合った彼女と別れ、新しい彼女と半年前から付き合っていると語った。
10年付き合っても別れてしまうこともあるという
現実にほんの少し背筋が寒くなった。
私と純さんは、ようやく7年目だから。
それを言ったら男女の夫婦だって常に離婚の可能性はあり、同じことなのだけど。
こんな時、私はいかに純さんを愛しているか思い知る。一生離れたくないことを。
お店は、と〜っても混んでいて、身動き取れないほどだった。
私が外に出る際に、ごめんね〜と言いながらぎゅうぎゅう詰めの中、歩くと満員電車を降りる時の状態で、若い女の子たちが押されて、きゃあきゃあ笑いながらはしゃいでいたのがなんとも可愛かった!
ほとんど20代可愛い若い子ばかり。
長い髪は明るくて、最近流行りの韓国巻き、スタイルも良くて、メイクもばっちり、華やか。
日本のレズビアンの外見は女性的で、
外見からレズビアンとは絶対にわからないとJちゃんが言った。そして、Like you( あなたみたいにね)と私を指さした。
夜になり雨が降ってきて、お店の外に出るとJちゃんの髪が濡れていたので頭にハンカチを置いてあげた。別れ際、Thank you! と返してきたのでfor youというとJちゃんは胸に手を当てて胸いっぱいと私に表現をした。Omiyage!というと、Oh!omiyage!と繰り返してきた。
おそらく意味は伝わったと思う。
なんだか懐かしい気持ちになったねと純さんと語り合いながら、帰路についた。
もう20年以上前の昔話だけれど、純さんがロンドンに住んでいた際に現地で話しかけてもらい友だちができると本当に嬉しかったそう。
友だちになったイギリス人と飲みに行ったり、
ドライブをしてひたすら走ったりと、
映画のような青春を純さんはしてきている。
そして、ロンドンのレズビアンバーやゲイバーで繋がった友人は今でもしっかり繋がっている。
Jちゃんをおもてなししたかったと話す純さん。
なんだかほっこりな一日だった。
また余談もあり、ロンドンについて一般的イメージは分からないけれど、女性が日本のようにばっちりメイクやオシャレをするなんてあり得ない。
ビアンバーに来るレズビアンも眉すらかかないし、
ノーメイク、髪も日本のようにセットなんてしない。バッサ〜とナチュラルそのまま。
ばっちりメイクなんてしていくと、逆に田舎者だと思われるそうなので要注意とのこと。