ブランチくらいの時間。
カニ缶があったのを発見。
あと、純さんのお友達からいただいた
蟹出汁ティーパックも発見。
そこでカニ雑炊を作った。
これを、美味しい美味しい、みこちゃん上手ね、
プロなの?コックさんなの?といつも通り
大袈裟に私をほめながら食べてくれたのを最後に、純さんも寝込んでしまった。
熱の上がり方の様子から、少し前の私と全く同じ。
コロナにかかったと、一目瞭然で分かる。
信じられないくらい熱くなって寝ている純さん。
二人で住んでいる部屋はそこそこ広いのに、
いつもピッタリくっついているんだから。
まあこうなるわね。
13時過ぎ、少しお腹が空いた気がしてカップ麺のお湯を沸かしていたら、純さんが目を開けた。
「放っておいてごめんね。みこちゃん何しているの?」
いまペヤング作ってるの。と私が答えると、
「そう。楽しみだね」と目を細めた。
その目を見て胸が潰されんばかりに、、、!
私は、純さんがこういう女性だから好き。
誰よりも純さんは心のキレイな女性。
美味しいもの沢山知っているのに、私がカップ麺作っていると楽しみだねと目を細める。
純さんは誰とも比べ物にならないくらい優しくて素敵な女性。
女優の賀来千香子さんに似ていると言われる純さん。
外見もタイプで私は完全に骨抜き、フニャフニャの軟体動物化してしまったから。
元々同性愛に嫌悪感バリバリの母に「あなた達って物凄い大恋愛ね。」と顔を引きつらせながら言われたことがある。
純さんが私を見る目が心配そうで大事そうで、、、
と聞いた。
ペヤングは、コロナ後の味覚障害のせいでとてつもなく不味く感じてほとんど捨ててしまった。
添加物的な味付けがとても不味く感じる気がする。
甘いものは比較的大丈夫。
例えば今飲んでいるりんごジュースも大丈夫。
今まで二人共一度もかからなかったコロナ。
ほぼ同時に今回かかって。
私達は運命共同体。
純さん、一緒に早く治ってまた沢山美味しいもの食べたり、良酒で乾杯しようね。
そんなことを頭の中で呟きながら、
コロナの純さんに添い寝する。
どんな悪い菌がいたって私は純さんから離れない。